講座概要

 本講座は、AUTOSAR APLのソフトウエア構成(SWCやランナブルといったソフトウエア構造、S-R連携などのデータ仕様など)に従った自動コード生成(ACG)によるAPLの実装をStep by stepで繰り返しの演習によって習得していく内容です。

 一般的にAUTOSAR対応のソフトウエア開発は、まず最初にシステム設計(ソフトウエア構成の設計・定義)をします。そして、そのシステム設計によって設計・定義されたソフトウエア構成の情報(ARXMLファイル記述されたコンフィグ情報)に従って、APL、およびBSWをそれぞれ別々に開発します。別々に開発されたAPLとBSWは、ARXMLによって結合が可能になります。

 本講座では、システム設計によって定義されたAPLのソフトウエア構成に対して、Simulinkでモデルを作成する具体的な手順、方法を演習・実習の繰り返しによって習得していきます。

対象者

予備知識

  • Simulinkの基礎的な操作ができる方
  • Simulinkによる自動コード生成(ACG)の開発経験がある方(EC)

目次

はじめに
  AUTOSARの歴史
  AUTOSAR準拠のAPLの開発の概要
APL開発の実習
【基礎編】
  演習1 1入力1出力の単一SWCの実装(Sender/Receiver)
  実習2 2入力1出力の単一SWCの実装(Sender/Receiver)
  演習3 1入力1出力の単一SWCの実装(Client/Server)
  実習4 2入力1出力の単一SWCの実装(Client/Server)
  演習5 NVRAMデータを扱う単一SWCの実装(Read)
  実習6 NVRAMデータを扱う単一SWCの実装(Write)
  演習7 モード管理を含む単一SWCの実装
  実習8 複数の周期を持つRunnable実装
【中級編】
  演習9 2つのSWC間のSender/Receiver通信
  実習10 3つのSWC間のデータフロー制御(Sensor-Controller-Actuator)
  演習11 複数SWC間でのモード連携
  実習10 Client/ServerによるSWC間連携
【応用編】
  演習13 イベントトリガー通信の実装
  実習14 状態遷移を含む複合システムの実装
  演習15 エラー処理を含むロバストなSWC実装
  実習16 実際の車載制御を想定した総合実習(ACC)
まとめ

日数

2日間(1日7時間)

受講料

オンサイト講座 1日:500,000円(税抜)

  • 15名を越える場合は、受講料が変わってきますのでお問合せください。
  • お客様のご要望に応じて、内容をカスタムすることも可能ですのでご相談ください。
  • 遠方の場合の出張費など別途費用が発生する場合もございます。また、予告なく変更・改定になる場合がございますこと予めご了承ください。