講座概要

 各社、モデルベース開発(MBD)に取り組むようになって久しいですが、MBDと言われてイメージする事は人それぞれなのではないでしょうか。

 例えば、物理モデルを用いてシミュレーションして検討し、それによって得た知見を設計に活かすような仕事をされている人であれば、物理や数学をベースとしたモデルをイメージすると思います。あるいは、SimulinkモデルからCソースコードを自動コード生成(ACG)しているエンジニアであれば、ソフトウエア(コード)のモデルをイメージする思います。はたまた、UMLなどのモデルをイメージする人もいるかもしれません。
 本講座では、一般的にMBDにおいて成功したと言われている下記の4つの分野について、事例を交えながら紹介することによって、MBDとはどのような開発手法なのか?といったことを受講者の皆さまにイメージしていただくことを目的としてお話させていただきます。

  1.  モデルを使った机上検討(シミュレーション)
  2.  RCP(Rapid Control Prototyping)
  3.  ACG(Automatic Code Generation)
  4.  HIL(Hardware In the Loop)

 V字プロセスに沿ってお話しますので、ご自身の専門分野以外のプロセスにおけるMBDについて知見を広げたい、上流プロセスあるいは下流プロセスにどのように繋がるのかを知りたいといった方にお勧めの講座です。また、これからMBDに取り組みたいと考えている管理職の方にもお勧めの講座となっています。

対象者

  • 「モデルベース開発」とはどういった開発手法なのか、その概要を知りたい方
  • これからモデルベース開発に取り組む技術者/取り組みたい技術者
  • 既にモデルベース開発に取り組んでいるが、上流工程や下流工程との繋がりなど、MBDの全体像を俯瞰して把握したい方

予備知識

  • 予備知識は特に必要ありません
  • 必須ではありませんが、数学・物理の知識、Simulinkの知識、C言語などのプログラミング言語の知識があることが好ましい

目次

モデルベース開発とは
V字プロセスとは
V字プロセスにおけるMBD
 ① モデルを使った机上検討(シミュレーション)
 ② RCP(Rapid Control Prototyping)
 ③ ACG(Automatic Code Generation):自動コード生成
 ④ HIL(Hardware In the Loop)
MBDの事例
 ① EVの性能シミュレーション
 ② 燃費シミュレーション
 ③ RCP(フルパス制御)
 ④ RCP(バイパス制御)
 ⑤ エンジンHILS(EIL)
 ⑥ ベンチHILS(シミュレーションベンチ)
 ⑦ ADAS HIL
まとめ

日数

半日(4時間)

受講料

オンサイト講座 半日:250,000円(税抜)

  • 15名を越える場合は、受講料が変わってきますのでお問合せください。
  • お客様のご要望に応じて、内容をカスタムすることも可能ですのでご相談ください。
  • 遠方の場合の出張費など別途費用が発生する場合もございます。また、予告なく変更・改定になる場合がございますこと予めご了承ください。